FTXの元最高経営責任者(CEO)のサム・バンクマン-フリード氏は、少なくとも21日間、刑事裁判の一部として法廷に立つことになる。公開された新たな裁判スケジュールによれば、10月4日から本格的に始まり、11月9日まで続く。

9月28日に裁判スケジュールが公開された。裁判は10月3日から陪審員の選定が始まるが、バンクマン-フリード氏の裁判の初日は10月4日で、この日から彼に対して起こされた7つの詐欺の罪状について審理が始まる。

2つの実質的な罪状があり、検察は陪審員にバンクマン-フリード氏が犯罪を犯したと確信させなければならない。他の5つの「共謀」を巡る罪状は、検察が陪審員にバンクマン-フリード氏が犯罪を計画したと確信させることになる。

10月には15日間、11月には6日間の全日審理がある。裁判所は10月20日から25日までと週末は開廷しない。また、公休日は10月9日と11月10日で、11月3日も審理が予定されていない。

United States vs. Sam Bankman-Fried trial calendar. Source: Courtlistener

FTXの元CEOであるバンクマン-フリード氏は、8月11日からニューヨークのメトロポリタン拘置所で拘留されている。バンクマン-フリード氏は今後の裁判の準備のために一時的な保釈を求める申し立てを行ってきたが、最終的に9月28日に保釈申請は却下されている。バンクマン-フリード氏がまだ若く、「非常に長い刑期」が確定すれば逃亡する危険性があるとされた。

9月28日の保釈を巡る審理で、検察官のダニエル・クドラ氏は、米司法省がこの事件が4〜5週間続くと見積もっていると述べた。

バンクマン-フリード氏は詐欺などの7つの罪状に対して無罪を主張した、最高110年の懲役刑を科される可能性がある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン