金融情報配信大手のフィスコ(東証JQ: 3807)が、同社が発行する暗号資産フィスココイン(FSCC)のホワイトペーパーを発表した。発行可能枚数の半数を占める保有分に対するロックアップも内容に含まれている。
■FSCCホワイトペーパー要旨
・2020年7月にフィスココイン(FSCC)のホワイトペーパーの原型となる「 FISCO Decentralized Application Platform(FDAP)設計概要書」がリリースされてから約1年半、最新の動向を盛り込んだFSCCホワイトペーパー(2021年12月21版)がリリースされた。
・FSCC決済を採用する企業の増加に加え、FSCC価値向上を担う重要会社FDAPが保有するレンディング、バーチャル株主総会、株主優待プラットフォームの各アプリケーションが順調に稼働していること、そしてFisco NFT Market Placeの新規稼働予告の詳細なども報告されている。
・バーチャル株主総会、株主優待プラットフォームは順調に顧客を伸ばしてFSCCをマーケットから購入し、レンディングやFisco NFT Market Placeは投資家が自主的に保有を志向することでロック(TVL:Total Value Locked)を増やす予定だ。
・FDAPの新たな事業計画も添付されており、業績が達成されれば、2030年にはFSCCを1,300円として、114万FSCCがロックされる予定となっている(同様にFSCCが200円の場合のレンディングの枚数は2,400万FSCC程度)。
・FSCC経済圏の拡大に貢献するパートナーが保有する持ち分を戦略投資家保有分(発行可能枚数の49%、24,279,203FSCC)として、その全てにおいて概ね3年間のロックアップも発表している。