米下院金融サービス委員会デジタル資産・金融技術・包摂小委員長のフレンチ・ヒル議員は、パトリック・マクヘンリー委員長の退任後、同委員会の委員長に立候補することを表明した。

パンチボウル・ニュースが3月17日に報じたところによると、ヒル議員は2025年1月にマクヘンリー委員長の任期が終了するのに伴い、金融サービス委員会の委員長候補の一人となった。マクヘンリー委員長は2023年12月、20年間の議員生活を終え、再選をしないことを表明していた。

ヒル議員は2023年1月にデジタル資産小委員会が設立されて以来、同小委員長を務め、金融サービス委員会の副委員長も務めている。ヒル議員とマクヘンリー委員長の指導の下、委員会はテロ資金調達やマネーロンダリングなど、仮想通貨関連の問題について公聴会を開催してきた。

ヒル議員の広報担当者であるブルック・ネザコット氏はコインテレグラフに対し、「マクヘンリー委員長が再選をしないことを表明した後、ヒル議員は金融サービス委員長職への立候補について同僚と協議してきた。これらの協議と、金融サービス分野における40年間の公的・民間セクターでの経験を踏まえ、ヒル議員は委員長職への立候補を決断した」と述べた。

下院委員会の指導体制は、2024年の米選挙で共和党議員が議席の過半数を維持するかどうかによって左右される。民主党と共和党の議員の間では、下院議会議席、上院議席、大統領職のすべてが争点となっている。ヒル議員は2024年1月のインタビューで、今年中に特定の仮想通貨関連法案が本会議で可決されることを期待していると述べていた。