1兆5000億ドルを運用する米資産運用会社フランクリン・テンプルトンは、米国証券取引委員会(SEC)にイーサリアム現物上場投資信託(ETF)の申請を行った。
12日付けのS-1書類によると、承認されれば「フランクリン・イーサリアムETF」としてシカゴ・オプション取引所(CBOE)に上場される。

注目すべき点は、先週、ARK 21シェアーズが改訂版S-1書類で提案したように、フランクリン・テンプルトンもETHの一部をステーキングして追加収益を得る意向を示したことだ。
「発行体は、信託財産の一部を、発行体の子会社を含む信頼できるステーキングプロバイダーを通して、随時ステーキングする可能性がある。」
フランクリン・テンプルトンは、信託のコールドウォレットからETHをステーキングし、その結果得られるステーキング報酬を収益として計上する。
これまでにSECにイーサリアム現物ETFの申請を行っているのは、ブラックロック、ヴァンエック、フィデリティ、インベスコ・ギャラクシー、グレイスケール、ハッシュデックスなどがある。
Here’s the most recent table of other filers that I have pic.twitter.com/xCRRMwK76r
— James Seyffart (@JSeyff) February 12, 2024
SECは、ヴァンエックの申請については5月23日、ARK 21シェアーズは5月24日、ハッシュデックスは5月30日までに、グレイスケールは6月18日までに、インベスコについては7月5日までに決定する必要がある。
フィデリティとブラックロックの申請については、8月3日と8月7日までが期限だ。
しかし、ブルームバーグETFアナリストのジェームズ・セイファート氏は、SECが1月10日に全てのビットコイン(BTC)現物ETFについて決定を下したように、全ての申請者について5月23日までに決定を下す可能性があると予想している。
セイファート氏の同僚である、ブルームバーグETFアナリストのエリック・バルチュナス氏は、1月30日に2024年のイーサリアム現物ETF承認の可能性を70%から60%に下方修正した。
フランクリン・テンプルトンは、先月米国でビットコイン現物ETFを立ち上げたETF発行会社10社のうちの1つ。
同社はイーサリアム現物ETFの申請では後発組となったが、最近イーサリアムやソラナ、その他のブロックチェーンネットワークを評価しており、ビットコイン以外の分野にも拡大する可能性を示唆している
We are excited about ETH and its ecosystem. Despite the midlife crisis it's recently experienced, we see a bright future with many strong tailwinds to push the Ethereum ecosystem forward
— Franklin Templeton (@FTI_US) January 17, 2024
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