分散型ストレージネットワークであるファイルコイン(Filecoin)が今夏にもメインネットをローンチする。ファイルコインの事業開発責任者であるアンジー・マグイレ氏がコインテレグラフに明らかにした。これまではメインネットの開始時期は今年第一四半期とされていた。
「ファイルコインのメインネットは7月20日から8月20日の間にローンチされる。」
ファイルコインは10日、メインネットの立ち上げに先立ち、テストネットコンテストを開催することを発表。ネットワークの課題解決に向けた者で、トップ100のマイナーに報酬が与えられる。
マグイレ氏は「正確な開始日程はローンチ日が確定した時点で公開するが、コンテストは早ければ7月上旬にも開始される」と明かした。
また今月末にはライブでQ&Aセッションを行うという。
ファイルコインプロジェクトは2017年にICOを実施し、2億5700万ドルを調達。分散型ファイルシステム「IPFS」(インタープラネタリー・ファイルシステム)を手がけるプロトコル・ラボが開発している。
ファイルコインでは、各ユーザーが、データ置き場となる分散型ストレージネットワークの一部として自分の環境を提供し、クライアントのデータの保存・暗号化・長期間にわたる検証を行う仕組みを採用しているという。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン