ギャラクシーデジタルのマイク・ノボグラッツCEOや事情に詳しい関係者によれば、資産運用会社大手フィデリティ・インベストメンツは、3440万人の個人投資家層にビットコイン(BTC)取引サービスの提供に向けて動いているという。

フィデリティは、同社のリテール・プラットフォームに仮想通貨を組み込む計画を公式に発表しているわけではないが、ノボグラッツ氏は火曜日にニューヨークで開かれた会議で、この動きはすぐそこまで来ている可能性があると語った。

ノボグラッツ氏は、関係者から聞いた話として「フィデリティはもうすぐ個人客を仮想通貨に移行させる ようだ」と語った。

「その情報が正しいことを願っている。これは新たな機関投資家の前進であり、それが仮想通貨に力を与えるだろう」と彼は付け加えた。

フィデリティが仮想通貨に進出する可能性に言及しているのは、ノボグラッツ氏だけではない。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は火曜、フィデリティが現在、個人投資家が同社の証券取引プラットフォームでビットコインを取引できるようにする計画を「検討中」だと報じた。

フィデリティ社は火曜日の声明で、この噂に触れ、次のように述べた。

「新しい発表はないが、デジタル資産への幅広いアクセスを可能にするサービスの拡充は、引き続き重要な課題だ」

フィデリティは、仮想通貨投資機会へのアクセスに対する顧客からの要求の高まりに後押しされ、仮想通貨領域において積極的な投資およびプレイヤーとなっている。

フィデリティ2018年にはヘッジファンドや機関投資家向けにビットコインの取引事業を開始しました。

フィデリティ社は、証券会社、投資信託の運用、投資アドバイス、退職金サービスなどを提供する多国籍金融企業で、ADV格付けによると世界第4位の資産運用会社だ。