7時48分時点のユーロ円は120.59円で、120.10~120.82円で推移した。

米株式市場はダウ平均が146ドル高になるなど主要3指数揃って上昇した。ブルームバーグが「米中は第1段階の貿易合意に盛り込む関税の巻き戻し幅で妥結に近づいている」と報じ、貿易協議への懸念が薄らいだことが好感された。追加関税を課す12月15日までに合意が可能と米当局者が考えているとも報道している。

このニュースでリスクオンに転じた米10年債利回りは上昇し、0.069%上昇し1.778%となった。円が売られドル円は108.86円と円安が進んでいる。

欧州各国では昨日サービス業購買担当者景気指数(PMI)が発表され、ユーロ圏は51.9、ドイツは51.7、英国は49.3と市場予想を上回った。フランスは52.2となり市場予想を下回っている。欧州株式市場は独DAXが1.16%高、英FTSE100は0.42%高など概ね上昇している。

ユーロ円予想
120.20~121.00

ユーロドルは昨日1.1080~1.1100というレジスタンスゾーンを上抜けたが、米中合意に近づいているという報道で下落し、ユーロはドルに対し売られた。円もドルに対し売られておりユーロ円は120.82円まで上昇した後下落して120.60円台で横ばいで推移している。20日移動平均線(120.27円)が下値を支えており、日足の上昇トレンドラインでも支えられている。昨日はリスクオンとなったが、米中協議には不透明感もあるためマーケットは完全なリスクオンになり切ってはいないため、日本時間のユーロ円は120.60円台を中心に方向感なく推移する可能性がある。下値は20日移動平均線がある120.20円あたり、上値は3日の高値の121円あたりと予想する。