14時5分時点のユーロ円は120.03円。昨日のNY市場終値に比べて10銭ほどの円安水準だ。高値120.23円まで上昇したが、上値は重い。

昨日、ドイツのIFO経済研究所が発表した11月の業況指数は95.0で市場予想と一致。ただ、前月の94.7からは上昇した。IFO景況指数は、ドイツのIFO経済研究所が毎月発表するドイツの景況感を示す指数。

ユーロ圏有数の経済規模を誇るドイツの景況感は、ユーロ全体の景況感に大きな影響を与える。予想より高い結果になればユーロ買いの材料になる。

為替市場ではドル高が進んでいる。昨日は米ドル指数が98.295まで上昇。直近高値の98.30近辺まで上昇した。ユーロドルが再び1.10の節目に近づいており、11月14日の安値1.0989も視野に入りそうだ。

テクニカル分析

ユーロ円予想レンジ 119.50~120.50円

リスクオンの流れから円安が進んでいるが、同時にドル高・ユーロ安も進んでいるので、本日はユーロドルに注目している。ユーロドルのチャートは以下の通り。

ドル高の流れが続いているので、ユーロドルは1.10の節目に近づいている。11月14日の安値1.0989を割り込むと下値模索の展開になりそうだ。

続いてユーロ円の動きをチェックしよう。

小動きの展開が続いている。10月7日の安値(117.02)を起点とする上昇トレンドはキープしているが、ユーロドルが1.10を割り込むと下値警戒感が広がりそうだ。