現物型イーサリアム上場投資信託(ETF)の導入により、米国での取引開始後数週間にわたりイーサリアム(ETF)のパフォーマンスがビットコイン(BTC)を上回る可能性があると、K33リサーチのアナリストが指摘している。
K33のアナリストであるヴェトレ・ルンデ氏とデビッド・ジマーマン氏が7月2日のレポートによれば、これらのETFは7月8日にも開始される見込みであり、ETHの価格にとって「金の卵」となる一方、ビットコインは破綻した取引所マウントゴックスから債権者に85億ドル相当が返還されるため、売り圧力に直面するという。
ETHは過去1年以上にわたり対ビットコインではパフォーマンスが劣っている。ビットコインが、今年に入りビットコインETFへの140億ドル以上の流入に支えられ、市場をリードする利益を上げているためだ。
ルンデ氏とジマーマン氏は「ETFの導入直後にETHが下落する可能性がある」としながらも、「その後、ETFへの資金流入がETHの価格を押し上げるだろう」とみる。
「夏が進むにつれ、ETFはETHの相対的な強さを促す強力な触媒となるだろう。資金流入が増加するにつれ、現在のETH/BTC価格は忍耐強いトレーダーにとってお買い得だと確信している」とルンデは書いている。「ETFの導入後5ヶ月間で、ETHの流通供給量の0.75-1%に相当する純流入を見込んでおり、ETHの強気見通しを維持している」。
アナリストたちは市場が依然として彼らの見方に「頑固に」反対していると述べ、ETH先物がビットコイン先物に対して相対的にディスカウントされて取引されていることや、ETHの価格がビットコインの価格に対して1ETHあたり0.055BTCで取引されていることを指摘している。
ETHの価値は過去12ヶ月間でビットコインに対して着実に下落しており、ETH/BTCは5月24日には年初来安値の0.045にまで落ち込んでいる。

SECの突然のイーサリアムETF承認決定により、ETH/BTCの価格は急速に反転し、TradingViewのデータによれば現在のETH/BTCは0.055に上昇した。
それにもかかわらず、ルンデ氏とジマーマン氏によれば、ETH先物の未決済建玉が増加しており、多くのトレーダーが高いレバレッジを用いてETHの価格動向に賭けていることを示している。

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