ビットコイン(BTC)が1万7650ドルまで急落したことを受け、ほとんどのアルトコインは大きな影響を受け、イーサリアム(ETH)もその影響から逃れることはできなかった。

ビットコインか買うが1万7000ドルのCMEギャップに接近するほど下落したことを受け、ETH価格は20日間移動平均線(20MA)を下回って529ドルを付けた。このレベルでは、ETHは相対力指数(RSI)では売られ過ぎとなり、ETH価格を20MAにまで戻すのに十分な強さがあった。

ETH/USDT 4時間足チャート  出典: TradingView

記事執筆時点では、20MAはレジスタンスとして機能しているが、ここを超えれば、可視範囲出来高(VPVR)で出来高が高いゾーンがある。

ETHが20MAをサポートに転換させることができても、ビットコイン価格が1万9500ドルを超えない限り、583~600ドルのゾーンがレジスタンスとして機能すると予想される。

ETHのいくつかのポジティブな点は、4時間足チャートでRSIが正中線を通過しようとしており、MACDがシグナルラインに収束する途中にあるということだ。MACDのヒストグラムも売り圧力の低下を示しているが、トレーダーは価格が20MAに近づくにつれ、買いの量が減少していることにも気づくだろう。

ビットコインとアルトコインの値動きの関係を考えると、足元でのBTCの値動きが注目に値するだろう。現在、BTCは1万8500ドルの水準を取り戻そうとしているが、100MAが位置する1万8600ドルを上回ることが望ましいだろう。

100MAを超えれば、次は20MAが位置する1万8800ドルを再び試す展開となるだろう。ビットコインが1万8800ドル~1万9150ドルのエリアまで上昇することができれば、トレーダーに希望を与えることになるだろう。

ETHは590ドルまで回復できるか

短期的には、ETHは521ドルのサポートを上回っているため、ETH価格が475ドルまで急落するのを防ぐことができたわけであり、トレーダーは少なくとも安堵のための息をつくことができるだろう。

20MAを再び超える必要があることを除けば、ETH価格が583~600ドルのレジスタンスに沿った下降トレンドラインに達するまで、直上のレジスタンスは最小限になるだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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