イーサリアム(イーサ)が日本時間で14日夜、750ドルをつけ高値更新し、時価総額が一時8兆円を超えた。しかし15日にはビットコインが高値付近まで値を戻してカムバックしようとする中、イーサは反落。現在660ドル付近で推移している。

   今回の高値更新の材料として、イーサリアム上の取引スピードと手数料が正常化したことが考えられる。イーサリアム共同創始者のヴィタリック・ブテリン氏は13日のツイートの中で、前日を通して、イーサリアムが1秒あたりの取引量が10をこえたとのべている。

   実際、イーサリアムは火曜日、82万8899件の取引を処理しており記録更新。これによって未処理の取引量の数は大幅に減った。

   これに対し祝福の声もあがっている。イーサリアム上での資産運営サービスを手がけるドナルド・マキンタイア氏はツイッターでブテリン氏やイーサリアム開発チームに向かって「ここ数日は大きな試練だったが、ネットワークが正当な設計だったことが証明されつつある。(いつもは運営や方針等に関して文句をいっているが)祝福する」とのべている。