イーサリアムクラシック・ラボのステヴァン・ロホヤ氏は、イーサリアムクラシックという名称からイーサリアムを取ったら多くの主要仮想通貨はひどく動揺することになるだろうと発言。仮想通貨の名称変更によってポジティブな効果が期待できるのではないかと提案した。

「意見:もし我々がイーサリアムをブランドから取り除いたら、多くの主要仮想通貨は確実に激しく動揺することになるだろう。もちろん我々がオリジナルのイーサリアム・プロジェクトだが、今度のサミットで名称変更について話すのも良いかもしれない」

イーサリアムクラシック(ETC)は、2016年に発生したDAO事件への対応で誕生。オリジナルのイーサリアムのブロックチェーンを使っている。一方、ハードフォーク後に新たなブロックチェーンを使っているのが、イーサリアム(ETH)だ。

ETHは時価総額2位で最大のアルトコインの地位を保っているが、ETCはトップ20に入れない状況が続いている。

イーサリアムクラシックの次のサミットは、10月3〜4日にカナダのバンクーバーで開催される予定だ。

仮想通貨と名称

仮想通貨の名称はしばしば白熱した議論の対象になる。

最近、ビットコインが支払い手段として普及するために、サトシ(1億分の1ビットコイン)を使うことで合意できないかという声が出ている。また、BTCやETHなど3つのアルファベットからなるティッカーの読みやすさとリターンの相関関係を指摘する研究もある。

一方、「ブロックチェーン」や「ビットコイン」などの名前を使った誇大広告により資金調達を目指す企業はしばしば批判の対象になっている。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版