最大のアルトコインであるイーサリアム(ETH)は再び最高値を更新し、1750ドル近くまで上昇した。

ETH/USD 1-hour candle chart (Bitstamp). Source: TradingView

Cointelegraph MarketsTradingViewのデータによれば、2月5日にETHは急騰してみせた。

記事執筆時点でETHは1750ドルを付けた。これは過去24時間で6.5%上昇となり、週間のパフォーマンスは22%を超えた。

 

Ether, Bitcoin YTD performance. Source: Digital Assets Data

この動きは分散型金融(DeFi)トークンの強力な上昇に続いて発生した。DeFiトークンの多くはイーサリアムネットワークを基盤として使用している。

一方、ビットコイン先物のパイオニアの1つであるCMEグループによるETH先物立ち上げに対する期待が高まっており、ETH価格が好転している。また資産運用大手のグレイスケールは今週からETHの購入を再開している。

ガス手数料は頭痛の種に

イーサリアムの高値更新に伴い、別の新しい記録、つまり取引手数料(ガス手数料)の高値が伴っている。

イーサリアムネットワークのガス手数料は上昇し、一部の取引所ではETHの引き出しを完全に停止することを余儀なくされた。

YChartsのデータによると、入手できる最新の日付である2月4日の平均ETH手数料は23.27ドルだ。

一方、ビットコイン(BTC)は4万ドルを下回っている。マクロ的な条件はBTCの新たな上昇を後押しするように見える。S&P500は5日に史上最高値を記録しており、米ドル指数は下落している。これは歴史的にビットコインが恩恵を受ける条件ではある。

DXY vs. BTC/USD chart. Source: Kaiko/ Twitter

「相関関係は因果関係ではないが、トレンドは非常に明確だ。ビットコインの急騰(および急落)は、米ドル指数の動きと密接に関連している」と、データ分析サービスのKaikoは指摘している

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン