イーサリアム(ETH)は過去7日間で30%下落し、2800ドルから1900ドルまで値を下げた。この下落は先物市場の活動急減を伴っており、同期間にイーサリアムの建玉は150億ドル以上減少した。
アナリストは現在、ETH価格の大きな転換点を示唆する可能性がある長期テクニカルゾーンやオンチェーン指標に注目している。
市場全体の下落とともにETHも急落
ETH/USDは2025年5月以来初めて2000ドルを下回り、金曜日には9カ月ぶり安値となる1740ドルを記録した。その後は1900ドルまで回復しているものの、時価総額上位の仮想通貨の中で週間下落率30%と最大の下げ幅となった。
市場全体では、主導銘柄のビットコイン(BTC)が6万6340ドルで推移し、過去7日間で21%下落。時価総額5位のXRP(XRP)も週間で21%下落し、137ドル付近で取引されている。ソラナ(SOL)も同期間に29%下落するなど、上位10銘柄の多くが大幅安となった。
この結果、世界の仮想通貨時価総額は週間で20%減少し、金曜日時点で2兆2300億ドル付近まで縮小している。

今週のイーサリアム急落では、過去24時間で4億ドル相当のロングポジションの清算が発生しており、トレーダーによる強い売り圧力を示している。
売り手には米国の現物イーサリアムETFも含まれており、過去2週間で11億ドルの純流出を記録した。

これに加え、トレンド・リサーチやイーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏といった主要ETH保有者からの売却も重なり、強い売り圧力が継続していることを示しており、ETH価格をさらに押し下げる可能性がある。
ETH価格はどこまで下落するのか
過去2週間の弱気相場により、イーサリアムは200週間単純移動平均線(SMA)に加え、3000ドルおよび2000ドルという心理的節目を相次いで割り込んだ。
ETHが200週間SMAを明確に下回ったのは2025年3月以来で、その際にはETH価格が45%下落している。
歴史が繰り返されるなら、ETH/USDは1400ドル付近まで下落トレンドを拡大する可能性がある。

この水準は、逆V字型パターンの弱気目標である1385ドルと重なり、現在価格から約28%の下落余地を示す。
オンチェーン分析プラットフォームのルックオンチェーンは、1500ドル、1300ドル、1000ドル付近に3つの主要な清算ゾーンが存在すると指摘しており、底打ち前にこれらの水準へ価格が引き寄せられる可能性がある。

グラスノードのUTXO実現価格分布(URPD)は、ETH保有者がETHを取得した平均価格帯を示す指標であり、1900ドルを下回る水準では過去の取引量が少ないことを示している。つまり、価格が前述のサポート水準まで下落しない限り、買いが入りにくい可能性がある。
次の重要なサポートは1200ドル付近で、過去に約150万ETHが取得された価格帯となっている。

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