ビットコイン(BTC)が史上最高値を更新し続ける一方で、シカゴマーカンタイル取引所が2021年にイーサリアム先物契約を開始するというニュースを受け、イーサリアムも今年最高値を更新した。

ビットコインは16日から急騰し、1日で1万9140ドルから2万1340ドルまで約10%上昇した。その後、17日に入ってからは、さらに上昇を続け、一時2万2160ドルまで達したあt、2万1800ドル付近でサポートを探そうとしている。

多くのトレーダーがビットコインの値動きに注目しているように見えるが、イーサリアムもまた16日に8.5%の上昇を見せ、今年の最高値を更新した。ETH価格はビットメックスで656ドルを記録。足元では640ドル付近で推移している。

この上昇は、CMEが規制当局の承認を得た上で2021年にETH先物を立ち会が得る予定であるというニュースの後に起こった。これはETHに対する強い需要があることを示している。

CMEは17年12月にビットコイン先物契約を開始した。そのタイミングで、ビットコインもその年の過去最高値を記録した。

ETHのさらなる上昇を予測する人もいる。ツイッターユーザーの”Altcoin Sherpa”は、ETHが12月に数か月にわたる上昇ラリーを開始し、過去3年間で少なくとも100%の上昇になったと指摘している。そのため、ETHが17年以来で初めて1000ドルを超えると予想している。

イーサリアム強気派の”‘wolfofethereum.eth”は、「ETHショーはまだ始まったばかりだ」とツイートし、過去12ヶ月でイーサリアムがBTCのパフォーマンスを大きく上回っていることを強調している

Set Protocolのアンソニー・サザーノ氏は、イーサリアムが最初に500ドルを突破した時(17年12月)の指標と現在の状況を比較した画像を投稿した。アクティブな開発者は900%増加し、24時間のトランザクション数は80%増、アクティブなアドレスは60%増、、ネットワークのハッシュレートが150%増となっている。

ビットフィネックスのETH/BTCショートは現在記録的な低水準となっており、市場はETHが予見可能な将来にBTCを上回ると予想していることを示唆している。ETH/BTCロングは18年2月以来で最高のレベルとなっている。

Weekly ETH/BTC shorts on Bitfinex: TradingView