ビットコイン(BTC)に次ぐ2番目に時価総額の高い仮想通貨であるイーサリアム(ETH)は、価格上昇によって新たなマイルストーンを打ち立てた。
5月12日、ETH価格は4346ドルという新たな高値を記録。コインマーケットキャップのデータによると、ETHの時価総額は一時的に5000億ドルを超え、5050憶ドル近くにまで達した。
新しいマイルストーンは、ETHが5月10日にはじめて4000ドルを超えた後、イーサリアムの上昇が続いていることを示している。記事執筆時点で、ETHは過去24時間で6.4%上昇し、4317ドルで取引されている。1週間では約30%の上昇だ。

ETH価格の上昇に伴い、イーサリアムは時価総額で決済大手のVISAや大手金融機関のJPモルガンよりも大きくなっている。マーケットウォッチのデータによれば、VISAの時価総額は4810億ドル、JPモルガンは4880億ドルとなっている。
イーサリアムはビットコインに続いて、5000億ドルを超えた2つ目の仮想通貨となった。2009年1月に立ち上げられたビットコインは、2020年12月に2万7000ドルを超えて時価総額で5000億ドルを突破した。つまり約12年かかった。イーサリアムは2015年7月にリリースされたため、5000億ドル突破までに5年と10ヶ月かかったことになる。
イーサリアムの今後はどうあるか。仮想通貨アナリストのメーガン・キャスパー氏は、イーサリアムが2021年後半までに8000ドルから1万ドルにまで上昇すると考えている。同氏は、イーサリアムが1200ドルで取引されているときに、ETHが3400ドルまで上昇すると予測していた。