22日の仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は大きな変動なく、レンジ内の値動きを続けている。小康状態の相場の中で、好調なのがイーサ(ETH)だ。主要通貨がほとんど値動きがない中で、過去24時間で2%上昇。重要ラインとされている230ドルまで回復している。DeFi(分散型金融)などへの注目が高まる中で、ウォレットアドレスなど好材料も集まっている。
(出典:Coin360 6月22日 午後18時15分)
仮想通貨データ提供企業グラスノードによると、0.01ETH以上を保有するウォレットの数が過去最高の786万3908を記録した。
さらに0以上のウォレットのアドレス数も4195万9507と過去最高を記録。ここにはイーサだけでなく、イーサリアム・チェーン上で発行されたその他のトークンも含んでおり、イーサリアムを基盤とした経済圏の需要が高まっていることを示している。
最近では、イーサリアムベースの分散型金融で融資プロトコルを手がけるコンパウンド(Compound)がコインベース・プロなどの取引所でのサポートが発表され、価格が高騰した。
230ドルを超えて推移しているイーサだが、これは仮想通貨アナリストが上昇トレンドに乗るために重要と考えられているレベルだ。
仮想通貨メディアNewsbtcは今後250ドルのレジスタンスゾーンに向かって上昇する可能性を指摘している。
ビットコインは「調整の夏」
一方でビットコインは正念場の夏を迎えるかもしれない。
仮想通貨アナリストのBTC_Jacksparrowは21日、「上昇があるにせよ、ないにせよ、調整の夏になる」と指摘。
7月は2019年の5月のような急騰を迎えるか、もしくはそうならない場合は、6000ドルのレンジまで下落するとした。
(出典:BTC_JackSparrow)