仮想通貨イーサリアム(ETH)の大口投資家、いわゆるクジラが保有するETHが右肩上がりで増加している。調査会社のDiarが3日のレポートで伝えた。年初来から弱気相場が続いており、とりわけイーサリアム(ETH)の価格は85%以上も下落したにも関わらず、クジラたちはETHを集めていることになる。
(引用元:Diar 「アクティブなクジラの保有額は2017年以降4倍に(ETG)」)
Diarによると、先月末時点でイーサリアムのクジラたちは2000万ETH以上を保有。全体の流通量のほぼ5分の1にあたる量を占めた。年初の時点でクジラのETH保有額は1000万ETHで、2017年初頭はたった500万ETHだった。
ただ、クジラの保有額をドル換算すると、年初は210億ドルだったのに対して現在は23億ドルとほぼ10分の1に減少。イーサリアムの価格は年初来で85%以上下落している。
(引用元:Tradingview「イーサリアム(ETH)/米ドルの推移(年初来)」)
Diarのレポートは、この理由としてイニシャル・コイン・オファリング(ICO)の投資家によるイグジットの可能性が高いと指摘。ICO市場に陰りが出る中、投資家が投資資金の回収(イグジット)を模索しているのではないかとみている。多くのICOトークンはETHに連動している。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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