イーサリアム(ETH)は水曜日に3.5%上昇し、4500ドルに迫った。今回の上昇は、4時間足チャートにおける価格と相対力指数(RSI)の強気ダイバージェンス、および2週間にわたる下降ウェッジの上方ブレイクアウトと一致している。いずれのテクニカルパターンも一般的には上昇トレンドの継続を示唆するものだ。
上昇継続を確認するには、ETHが日足で4500ドルを上回って引けることが必要とされる。この水準を確保できれば、4800〜5000ドルの流動性ゾーンに向けた道が開かれる可能性がある。
市場アナリストのジェル氏もこのブレイクアウトを認め、「価格発見が待っている」と述べた。
一方で、ブレイクアウトをまだ決定的とみなさない声もある。
仮想通貨トレーダーのポパイ氏はXへの投稿で「4時間足チャートでは依然として価格はレンジ内にある。ただし、月曜につけた取引レンジや出来高が集中している価格帯と重なるゾーンを上抜け、そこで価格が安定すれば、本格的な上昇トレンドに入ったと判断できる」とコメントした。
先物とスポットで分かれるイーサリアム市場の動向
ETH先物データは、スポットとデリバティブのフローに乖離があることを示している。
今回の上昇局面で先物の建玉残高は大きく増加せず、レバレッジトレーダーの参加は限定的であった。対照的に、スポット取引の出来高は価格上昇とともに増加し、資金調達率も30日平均に沿った中立水準を維持した。
この組み合わせは、上昇が先物によるレバレッジではなく、スポット需要に主導されていることを意味する。スポット主導の上昇は自然な買い意欲を示す一方、先物市場の支援がなければ、モメンタムが弱まった際に持続力を欠く可能性がある。
バイナンスでアルトコイン取引高が急増
バイナンスでは月曜日、160億ドルを超えるスポットのアルトコイン取引高が記録され、競合取引所を大きく上回った。この急増は、マクロ流動性の改善とバイナンス独自のインセンティブによるものとされる。
これが市場全体の上昇を後押しし、ビットコイン(BTC)は11万2000ドルを突破した。ただし、ETHのフローは異なる動きを見せている。クリプトクオントのデータによれば、水曜日時点でもバイナンスでのETH純テイカーボリュームは依然としてマイナスであり、8月から続く売り圧力を示唆している。
この乖離は、トレーダーがより高いベータを持つアルトコインに資金を回している一方で、ETHが現時点で投機資金の主な受け皿になっていない可能性を示している。
したがって、注目すべきテクニカル水準は依然として4500ドルになる。この水準を日足で上抜ければブレイクアウトの勢いが確認され上昇余地が広がるが、維持に失敗すればレンジ相場が再確認され、4100ドルを下回るレンジ下限を試す展開もあり得るだろう。
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