シャープリンク・ゲーミングとビットマイン・イマージョン・テクノロジーズがイーサリアム(ETH)の大量購入を進め、上場企業として最大のETH保有者の座を競っている。ビットマインは週初の時点で30万657ETHを保有しトップに立ったが、その後シャープリンクが最新の購入で保有量を36万807ETHまで拡大し、首位を奪い返した。
上場企業によるETHの買い集めは、価格上昇を後押しするのか。チャートを分析してみよう。
ETH価格予測
ETHは21日に3860ドルで反落し、3745ドルのサポートを割り込んだ。これは短期的な買い手による利益確定を示している。
ETH/USDTペアは、38.2%フィボナッチ・リトレースメント水準の3494ドルまで下落する可能性がある。もし価格が3494ドルで反発すれば、低価格帯での強い需要を示すことになり、強気派は再び4094ドルへの上昇を狙うだろう。
一方で、3494ドルを明確に割り込むと、50%リトレースメント水準の3381ドル、さらに20日間指数移動平均(EMA / 3234ドル)まで下落する可能性がある。20日EMAを割り込むようであれば、短期的には弱気派に優位が傾き、2904ドルまでの急落も視野に入る。
4時間足チャートでは20日EMAが横ばいとなり、RSIは中立ラインを下回っており、需給が拮抗していることを示している。買い手側が3860ドルを突破すれば、次の上昇で4094ドルを目指す展開となる。
反対に、50日単純移動平均線(SMA)を下抜けて終値を付けると、弱気派が勢いを取り戻している兆候となる。その場合、ETHは3477ドル、さらに3361ドルまで下落する可能性がある。
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