エストニアのカリユライド大統領が、フェイスブック主導の仮想通貨リブラについて「通貨として成り立たない」と批判的な見方を示した。12月26日に日経新聞とのインタビューの中で発言した。

エストニアはITやブロックチェーンを活用し、電子政府化の先進国として知られているが、仮想通貨に対しては厳しい姿勢のようだ。

カリユライド大統領は、仮想通貨についてマネーロンダリングへの悪用やボラティリティの高さに懸念を示した。

また「通貨は他の通貨との為替レートを保つため、経済規模を正確に表す必要がある」と述べ、リブラやビットコインは通貨としての機能を備えていないと指摘した。