eスポーツサイトが最先端のブロックチェーンプロトコルを使用してNFTをローンチ

eスポーツサイトが、最先端の特許取得プロトコルを利用して構築された非代替性トークンの導入を発表した。

最先端のブロックチェーンプロトコルを使用して、動画の再生数の操作を取り締まるeスポーツ特化型サイトが、非代替性トークンをローンチする。

Verasityが運営するEスポーツファイトクラブによると、提供されるNFTにはポスター、バッジ、武器、MODや、eスポーツトーナメントのハイライトシーンをまとめたショートビデオなどが含まれる。これらのすべてはVerasity独自の特許取得済みのプルーフオブビュー（閲覧証明）プロトコルに基づいて構築され、世界中の動画マネタイズからフラウドを厳しく取り締まる。

プラットフォームで使用されるNFTは、プルーフオブビュー機能を通じて、所有権を持つ独自のものであることが認証される。これによってユーザーは、自分の非代替性トークンをすべて管理し、自由な再販売や分配が可能になる。

近く、Eスポーツファイトクラブストアでは、NFTがその他幅広い商品とともに販売される予定だ。

自然な進化

Verasityは、デジタル資産はファンベースのエコノミーに最適であり、NFTがEスポーツファイトクラブの中核的機能となるのは自然な流れであると言う。業界全体において、トップアスリートのトレーディングカードの作成のほか、試合での歴史に残る瞬間の記念などにこれらのトークンが使用されている。

Verasityは、真の閲覧レベルのほか、ユーザーの検索意図やコンテンツ連動型データを追跡する独自仕様の動画プレーヤーを提供する。以前にもコインテレグラフで扱った通り、このプロジェクトはフェイクビューの撲滅に取り組んでおり、プルーフオブビュープロトコルは米国特許商標庁からの特許を取得している（#10956931）。

Eスポーツファイトクラブでは、プロのストリーマーとその多くのファンがVerasity技術を組み込んだプラットフォームを利用し、データの保存や消費、NFT作成を可能にする。

NFTsに信頼性をプラスする

Verasityの経営陣は、このプルーフオブビュー機能がNFTが扱われる場で発生するフラウドの防止に役立つと考える。フラウドの問題は、アーティストによる暗号資産への参入を妨げる一因でもある。クリエーターの承諾なくそのアートワークがNFT市場に出されているケースもあると言う。

プルーフオブビューはデジタル資産だけでなく動画コンテンツにも適用可能な技術である。

ユーザーからのデータは、ハッシュ化されブロックチェーンに載せられたフィンガープリントの形態で保存され、チェーンの正当性およびプライバシー法の準拠を認証する。

NFTの現在の爆発的な人気を考慮すると、数千もの新規投資家が参加することで売上が急増することが予測され、Verasityのアプローチが、Eスポーツファイトクラブのコミュニティーが楽しめるエクスペリエンスを向上しながらも、真正性、信頼性、所有権を支持することが期待される。

Verasityは現在、業界全体においてNFTの真正性のチェーンを認証するプルーフオブビューを標準プロトコルとして実装するよう、大手NFTオークション会社と話し合いを進めている。

EスポーツとNFTの関係性は？

Eスポーツ業界のエキスパートたちは、ゲームパブリッシャーにとっても開発者にとっても、NFTは、ゲームマネタイズを後押しする要因になるだろうと考えている。またNFTは、プレイヤーが気に入っているゲームの楽しみ方も変えることになるだろう。NFTのおかげで、ゲーマーたちは、誰も持っていないゲーム内の資産を所有し、自ら武器を作成し、ゲーム間で移動することができるようになる。

NFTの導入は、主要なゲームクリエイターの間ではむしろゆっくりとしたペースであるが、Eスポーツ、そしてストリーミングの高まりがコンテンツの消費に新たな方法を提示し、同じ趣味を持つグローバルなコミュニティーの一部となるチャンスを与えたように、ゲーミングにおける新時代の幕開けとなるというポジティブな意見もある。

多くのゲーミング企業は新たなマネタイズの手段としてNFTに関心を持っている。Veracityは、Eスポーツファイトクラブが、所有権のチェーンの真正性の証明、およびブロックチェーン上での認証における業界基準となるプルーフオブビュープロトコルの使用事例を提供すると言う。

Eスポーツファイトクラブは、ユーザーに世界的に有名なゲームを含む多くのトーナメントに参加するチャンスを提供する。今後も新しい機能が継続的にサイトに追加される予定であり、Valorant、PUBG、CS:GO、フリーファイヤーなどの新たなゲームもサポートする。アマチュアプレイヤーとプロプレイヤーが、楽しみながら、もしくは真剣にトーナメントで対戦できる場が増えるだろう。

今年の終わりには、NFT、武器やMODなどを取扱うゲームストアをローンチする計画だ。