テックアントレプレナーであるイーロン・マスク氏が、彼が2015年に共同創設した最も人気のある生成AI企業の1つであるOpenAIに対抗する人工知能(AI)スタートアップを創設する計画を進めていると報じられている。
この情報は、マスク氏がAI研究者やエンジニアのチームを組織していることが明らかになったことを受けて浮上した。フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、マスク氏は2018年にOpenAIの取締役を辞任したものの、新たなAIスタートアップの立ち上げによって、GoogleやMicrosoftなどのテック大手と並んで次世代AIの開発に取り組むことになる。
FTの報道によると、マスク氏はスペースXやテスラの投資家と、今後のAI事業への投資について協議しているという。「多くの人々が投資しており、それは現実であり、彼らはそれに興奮している」とFTの情報筋は付け加えている。
In the months ahead, we will use AI to detect & highlight manipulation of public opinion on this platform.
— Elon Musk (@elonmusk) March 18, 2023
Let’s see what the psy ops cat drags in …
この報道は、4月12日の報道を補完するもので、匿名の情報筋がマスク氏がTwitterのAIプロジェクトを支えるために、約1万台のグラフィックス処理ユニットを入手したと明らかにした。
We're calling on AI labs to temporarily pause training powerful models!
— Future of Life Institute (@FLIxrisk) March 29, 2023
Join FLI's call alongside Yoshua Bengio, @stevewoz, @harari_yuval, @elonmusk, @GaryMarcus & over a 1000 others who've signed: https://t.co/3rJBjDXapc
A short on why we're calling for this - (1/8)
3月9日には、マスク氏がX(X.AI)という会社を設立し、自身を唯一の取締役として登記している。さらに、マスク氏は「X」ブランドのもとで「すべてのアプリ」を作成する計画の一環として、Twitterの社名を「X Corp」に変更した。
X
— Elon Musk (@elonmusk) April 11, 2023
一方で、マスク氏をはじめ、2600人以上のテックリーダーや研究者たちは、3月30日に「社会と人類に対する深刻なリスク」を懸念し、AI開発の一時停止を求める公開書簡に署名している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン