昨晩のNY市場では、10月ISM非製造業景況感指数が54.7と市場予想を上回り、ドル/円は109.25円まで続伸。また米中貿易協議の進展期待でリスクオンが続き、相対的に安全資産とされる米国債にも売りがでて、利回りは一時1.873%と9月16日以来の高値まで上昇した。

ドル高の流れは続いており、米ドル指数は97.805と直近高値97.800を上回って引けた。ただし、ドル円は10月30日にも109.29円で頭打ちになっており、109.30円台の壁は厚いようだ。

本日の東京市場は、NYダウ先物がマイナス圏で推移する中、日経平均株価も上値が重い展開。ドル円も方向感に欠ける値動きとなった。

今晩は主だった経済指標の発表はないが、27時の米10年債の入札が注目材料になりそうだ。

テクニカル分析

ドル/円予想】108.60~109.30円

本日は、15時の段階で高値109.19円、安値109.01円と109円台をキープしているものの、動意に乏しい展開。ちょうど200日移動平均線(109.03円)近辺での推移となっている。

上値は109.30円が壁になりそうだ。109円台を割り込んだ場合は、20日移動平均線(108.61円)前後までの下落を予想する。