テラフォームラボCEOであるド・クウォン氏が18日に提案した「アルゴリズム型ステーブルコインなし」の新しいブロックチェーンを作るという計画は、現時点で1億人が賛成票を投じている。

18日にテラ(LUNA)コミュニティに公開された提案では、記事執筆時点で86%以上の票がテラネットワークの「復活」に賛成している。投票権をもつ2億6400万票がまだ投票されていない。5月25日の投票締め切りまでに、約1億8800万票の賛成があれば可決される。

記事執筆時点で、この提案を支持する最大のバリデーターは、Aardvarkで、投票権の1.46%を保有している。8.62%のクロスチェーンステーブルコイン銀行Orion.Moneyなど、議決権2%以上の主要バリデーターがまだ決定を下していない。

クウォン氏が16日に提案したガバナンス案は、USTにリンクしないテラという名前の新しいチェーンを、LUNAというトークンを使って構築することを求めた。「古い」ブロックチェーンはTerra Classic(LUNC)という名前で運営されることになる。

この提案は、テラをフォークすることに加え、承認されれば、LUNAトークンを "ルナクラシックのステーカーや保有者、UST保有者、アプリ開発者にエアドロップされる。テラフォームラボのウォレットはLUNAエアドロップのホワイトリストから削除され、テラは「完全にコミュニティが所有するチェーン」となるという。

現時点ではこの提案に圧倒的な賛成が集まっているが、ソーシャルメディア上ではテラのフォーク化に反対する声も多いようだ。テラのサブレディットの一部のユーザーは、ハードフォークではなく、トークン保有者に補償するために、ネットワークが「バーンする」ことを提案した。

提案が通過した場合、新しいLUNAブロックチェーンは、ブロック7,790,000でLUNCネットワークの「最終スナップショット」を撮影して、5月27日に稼働する。