ドージコイン(DOGE)の価格は過去7日間で約40%上昇し、同期間に約8%の上昇にとどまった仮想通貨市場全体を大きく上回った。
時価総額トップのミームコインであるドージコインは、テクニカル要因とオンチェーン要因の組み合わせにより、今後数週間でさらなる上昇が見込まれている。
対称トライアングルのブレイクアウトで95%の上昇余地
週足チャートでは、ドージコインが複数月にわたる対称トライアングルパターンを上方にブレイクアウトしており、これは強気の継続パターンを示している。
土曜日時点で価格は約0.296ドルで推移しているが、特筆すべきはブレイクアウト時の取引量が3倍以上に急増しており、強い上昇モメンタムが確認されたことだ。
このブレイクアウトに基づく上昇目標は、トライアングルの最大の高さを反映した約0.60ドルとなる。現在の水準から約95%の上昇余地があることになる。
CryptoKing氏やCryptoGoos氏といった一部のチャート分析家は、目標値をやや低めの0.45ドルに設定している。これは、より長期的かつ広範なトライアングルパターンの上限トレンドラインと一致する。
相対力指数(RSI)は70と過熱水準を下回って推移しており、強気のシナリオを後押ししている。
ただし、強気派は50週間指数平滑移動平均線(EMA、赤線)の0.227ドル付近のサポートを守る必要がある。これを明確に割り込むと、DOGEは200週間EMAの0.215ドル付近まで下落する可能性がある。
昨年11月の230%上昇を再現できるか
DOGEのMVRV Zスコアは土曜日時点で1.35付近に位置している。この水準は過去のサイクルにおいて大幅な上昇に先行して現れることが多く、昨年11月の230%急騰時も同様だった。
MVRV Zスコアは、保有者の平均取得価格と比較して現在の価格が割高か割安かを測定する指標である。
スコアが非常に高い(特に赤のゾーンを超える)場合は、未実現利益が膨らみ市場が過熱していることを示す。一方でスコアが非常に低い(緑のゾーンを下回る)場合は、保有者の多くが損失を抱えており、割安であることを示す。
2021年には、DOGEが0.70ドルのピークをつけた際にZスコアが20を超え、明確な過熱サインを示した。
一方で現在の1.35という数値は過熱感が乏しく、価格上昇の余地が大きいことを意味している。これは、今後数週間にわたりドージコインがさらなる上昇を遂げる可能性を強調するシグナルといえる。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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