イーロン・マスク氏とビットメックスとの間で、どの仮想通貨を最初に文字通りに月に送り込むかという、21世紀の新しい宇宙開発競争が始まっている。

仮想通貨デリバティブ取引所ビットメックスは先週、宇宙開発企業アストロボティック・テクノロジー(Astrobotic Technology)をサポートすると発表した。アストロボティックは、2021年第4四半期に商用着陸船を月に送る計画だ。

そしてビットメックスは、アストロボティックの月着陸船に物理的な形状を持たせたビットコインを積み込み、月の表面にビットコインを送ろうとしている。

ビットメックスは、マスク氏を「ドージコインの主人公」と呼び、「ドッグマネーに反対するつもりは微塵もないが、ビットコインこそが最初に月に到達することが正しいと思っている」と書いている。

イーロン・マスク氏は5月、同氏が率いる宇宙開発企業スペースXが打ち上げる月への最初のロケットにドージコインを積み込むと表明していた。来年には、ドージコインが月周回軌道に到達する最初の仮想通貨になると、マスク氏は主張していた。

今回ビットメックスがビットコインを月に送り込む計画を発表したのを受け、マスク氏はこれに反応。「新しい宇宙開発競争が始まった!」と今週ツイートした