仮想通貨市場は昨日に続きほぼ全面安の展開が続いている。ビットコイン(BTC)は前日比4.5%安の6900ドルとなっており、依然として7000ドルを割っている状況だ。

半減期を迎えてハッシュレート低下に見舞われたビットコインキャッシュ(BCH)は下落が続いており、前日比7.1%安の234ドル前後で取引されている。同じく反撃を迎えたビットコインSV(BSV)も8.8%安の187ドルで推移している。

出典:Coin360 11:45時点

主要なアルトコインも軒並み下落している。イーサ(ETH)は4.8%安の159ドル、XRPは3.3%安の0.190ドルとなっている。ライトコインは6.6%安、EOSは7%安だ。

アルトコインの中で堅調なのはチェインリンク(LINK)で5.3%高で推移している。

ビットコインは弱気トレンドか?

今後のビットコインの値動きについて、仮想通貨アナリストの中からは弱気シナリオが出ている。

仮想通貨アナリストのThe Moonは、ビットコインが弱気パターンである上昇ウェッジを形成していると指摘。上昇ウェッジのサポートラインを下抜ければ、4000ドルまで下落する恐れがあると述べていた。足元では、このサポートラインを下抜けており、下落の可能性が高まったとThe Moonはみている。

また、コインテレグラフの寄稿者でもある、マイケル・ヴァン・デ・ポッペ氏は、最新の分析の中で、ビットコインが6200ドルをテストする展開になると予測している。

デ・ポッペ氏のメインシナリオは、ビットコインがイースターの週末に7000~7100ドルまでトライした後に反落するという動きだ。

この下落で、6900~6800ドルのサポートを維持するのは難しいとみており、ビットコインは6200~6300ドル近くまで下落することになると予測している。さらに6200~6300ドルのサポートを下抜ければ、5800ドルまで下落する可能性もあると指摘している。

デ・ポッペ氏は、ビットコインの取引高は依然として低調で、いまだ強気相場にはなり切れてないとみている。さらに原油市場の下落傾向もあり、週明けの株式市場もネガティブな動きになることが仮想通貨市場にも影響するとみている。