11月5日の官報に掲載されたDMM Bitcoinの決算公告によると、2018年3月期の営業損益は3億1925万円の赤字だった。売上高は18億3347万円だったが、販管費が21億円超に上った。

仮想通貨取引所DMMビットコインの売り上げ一覧表

11月5日付官報より

DMM.comは17年12月に東京ビットコイン取引所をDMM Bitcoinに社名変更し、18年1月から新システムによるサービスへと移行した。ビットコインやイーサリアムの現物取引のほか、BTCやETH、リップル、NEM、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、イーサリアムクラシックのレバレッジ取引が利用できる。

新システムへの移行したのは1月以降であり、18年3月期の決算でDMM Bitcoinとして本格的に貢献したのは3ヶ月程度とみられる。また新システム移行に伴う費用が販管費に反映されたものとみられる。

仮想通貨交換業者については、GMOフィナンシャルホールディングスが傘下のGMOコインの収益状況を公表している。2019年7~9月期のGMOコインの収益は、売上高13億6000万円、営業利益は7.4億円だった。仮想通貨の売買代金は昨年12月をピークに減少傾向にあるが、口座数は増加しており、カバーロジックの見直しなどで安定的に収益を生み出せる状況になっているという。