著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

プロフィール:暗号資産交換業者。DMM Bitcoinなら、豊富な取扱い暗号資産(仮想通貨)種類でお取引が可能です。厳重なセキュリティで、お客様が安心して暗号資産のお取引ができる環境を提供します。最短当日に口座開設可能。(暗号資産交換業 関東財務局長 第00010号、第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3189号、加入協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会)

韓国、暗号資産取引所のライセンス制度施行―アジア売りの影響はいかに

<韓国で暗号資産取引所のライセンス制度施行>

9/24、韓国で暗号資産取引所のライセンス制度が施行される。同国内の取引所はKFIU(韓国金融情報分析院)に登録する必要があり、9/21時点で完了しているのは4つの取引所のみであるようだ。その他の70近い取引所はサービスを停止する恐れがあると報道されている。

同国の取引所の閉鎖の影響が大きければ、流動性低下の懸念から売りが先行する可能性がある。特に、XEM(ネム)などKRW建ての取引が旺盛な暗号資産については、注意を払っておきたい(KRW建てが多い暗号資産に関するレポートはこちら)。

<リスクオフムードから「無風買い」>

足元の相場状況は中国の恒大集団のデフォルト懸念や米FOMCを前にリスクオフムードが広がり、暗号資産市場は急落・軟調な展開が継続していた。だが一転、同企業が9/23に利払いを実施するとの報道や、9/22に米FOMCを終え、市場は「無風買い」となった。

現在、暗号資産市場は堅調に推移しているものの、9/24の韓国規制の影響が市場にとってどれほどの重石となるか注目される。

【一目均衡表分析】マーケット-インプレッション:「無風買い」は「韓国規制」のインパクトを上回るか

BTC/JPY 日足チャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は、BTC/JPY日足チャートに一目均衡表(転換線期間:9日、基準線期間:26日、先行スパン2期間:52日)と4つの単純移動平均線(5日移動平均、21日移動平均、90日移動平均、200日移動平均)を設定した図(期間:2021年6月~現在)である。
※一目均衡表についてはこちら:暗号資産(仮想通貨)のトレンドを分析する「一目均衡表」とは

本稿では、5日移動平均を超短期トレンド、21日移動平均と転換線・基準線を短期トレンド、90日移動平均と遅行スパンを中期トレンド、200日移動平均と雲を長期トレンドとして考察する。

足元のBTC/JPYは、21日移動平均(短期トレンド)および基準線が重石となり急落した格好だ。BTC/JPYの一目均衡表分析は下記のレポートも参照頂きたい。
(「米ビットコインETF承認を再延期、規制強化連想で上値が重いか―米SECの動向に注目【仮想通貨相場】」内の「【一目均衡表分析】マーケット-インプレッション:「規制ムード」をなかなか払拭できず―ネガティブ・サプライズで急落もあるか」のテクニカルコラム参照)

その後は、上昇中の90日移動平均線(中期トレンド)と一目均衡表・上昇雲の下限(先行スパン2)がサポートとなるように反発している。

現在は、転換線が基準線を下回り(=上図Ⓐ)、遅行スパンが実体を下抜け(=上図Ⓑ)、上昇雲内で推移(=上図Ⓒ)していることから、二役逆転で売方優勢の展開と考えられる。

長期トレンドの変化日(転換)となりやすい雲のねじれ(=上図Ⓓ)も近く、下押しに警戒が必要な局面となっている。

移動平均線を見てみると、下向きの21日移動平均、上向きの90日移動平均、横ばいの200日の移動平均線は収束しつつあることがわかる。10月初旬にこれら3本の移動平均線が収束していくような展開になれば、当面は大きなトレンドは発生しにくいことが考えられる。

短期の値動きについては、5日移動平均(超短期トレンド)と21日移動平均(短期トレンド)が主導する動きとなる事が想定される。

以上の環境認識を踏まえ、三役好転に至るまでの<上昇シナリオ>、三役逆転に至るまでの<下落シナリオ>が想定される、以下、各シナリオについて説明しよう。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。