著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

プロフィール:暗号資産交換業者。DMM Bitcoinなら、豊富な取扱い暗号資産(仮想通貨)種類でお取引が可能です。厳重なセキュリティで、お客様が安心して暗号資産のお取引ができる環境を提供します。最短当日に口座開設可能。(暗号資産交換業 関東財務局長 第00010号、第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3189号、加入協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会)

BTC(ビットコイン)、今後の動きは?

Tradingviewより作成

上図は2021/8/27を起点とした当社取扱い銘柄の過去60日間の騰落率を比較したグラフである。また、下表はそのランキングである。

ポイントとしては下記の点があげられる。

OMGの騰落率は140%超と他銘柄を引き離して上昇
BTCは過去60日騰落率で29%上昇と3位を記録
XRP、MONA、ETC、XEM、BATなど失速気味の銘柄も目立つ

ランキング1位のOMG(オーエムジー)は騰落率147%。10月上旬に一時179%上昇、年初来高値を更新する展開となり、その後も堅調な推移となっている。(詳しくは「OMG(オーエムジー)年初来高値更新!史上最高値目指して続伸なるか。」参照)

BTC(ビットコイン)はOMGと同様に年初来高値を更新しているが、わずかながらETH(イーサリアム)の騰落率を下回り、騰落率29%でランキング第3位を記録することとなった。

今回の騰落率を確認すると、7位のBCH(ビットコインキャッシュ)より下の順位を記録した銘柄は過去60日間騰落率でマイナスのパフォーマンスとなっている。

暗号資産時価総額が一時2.7兆ドルまで上昇したことで、世界時価総額ランキング1位のApple(時価総額2.4兆ドル)を超える一大マーケットとなったが、個別銘柄でみると8月の高値を超えられず、伸び悩みをみせている銘柄もあり、10月の上昇は全ての銘柄が時価総額上昇の恩恵を受けたとはいえないようだ。

BTCに着目すると、足元の価格7,200,000円は前月比46.43%の上昇となっており、これは過去の10月の価格変化率で2017年10月の64.25%に次ぐ上昇である。

ただし、年初来高値を更新した後は、上値の重さが意識される展開となっているのは事実であり、材料不足から一旦の調整を警戒する声も聞かれる。

BTCはこのまま年末ラリー相場を迎えるのか、それとも反動安となるのか。

今回は景気に敏感に反応する銅と、暗号資産インデックスとの比較から、BTCの相場展開を確認したい。

続きはこちら

 

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。