著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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騰落の推移からBCHを読み解く

DMM Bitcoinの取引ツールより作成

上図は、当社取扱い銘柄の年初来騰落率、連続した騰落日数、ボラティリティである(並びは時価総額の大きい順)。
なお、OMG(オーエムジー)は当社での取り扱い開始日の2021/5/10から算出している。

足元の暗号資産市場は全体的に活況と言えそうだ。

暗号資産の代表格であるBTC(ビットコイン)は10月に約半年ぶりに史上最高値更新を達成し、現在も748万円付近の高水準での価格推移が継続している。また、半数以上の銘柄が年初来の騰落率200%超えを記録している。

このような状況下で、本レポートで取り上げるBCH(ビットコインキャッシュ)には以下のような特徴がある。

(1)ボラティリティは平均的な水準
(2)3日間連続での上昇または下落を記録した日数は少ない
(3)年初来騰落率は117%であり、他銘柄と比べて相対的に低い

(1)ボラティリティは平均的な水準

ボラティリティは、上記銘柄の平均値4.8%をやや下回る水準である。材料次第ではあるものの、BCH/JPYの値動きは他銘柄より小さいと考えられる。

(2)3日間連続での上昇または下落を記録した日数は少ない

BCHの上昇(下落)は、日次ベースで連続することは少ない。例えば、強気(弱気)相場であっても、上昇(下落)の途中で利益確定等による売り(買い)圧力が働きやすいといった傾向がある。

(3)年初来騰落率は117%であり、他銘柄と比べて相対的に低い

BCH/JPYは、5月に最高値(174,001円)を記録し、現在は76,000円付近に位置しており、過去の高値水準とは価格乖離が大きい。銘柄平均は330%であり、他銘柄と比較してもBCH/JPYの割安感は強い。

(1)及び(2)からは、レンジ相場の分析が有効に機能する可能性が伺える。また、(3)からはBCH/JPYに上昇余地が残されているとの見方ができそうだ。

上記を踏まえて、今後のシナリオを紐解いてみる。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。