著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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QTUM、XLMの37%がKRW(ウォン)建て

CryptoCompareより作成

上図は、当社取扱い銘柄のうち、KRW(ウォン)建てのシェアの高い銘柄順にピックアップしたランキングである。

ランキングの「銘柄ペアに占めるKRWの割合」をみると、12銘柄中10銘柄が3/7時点(3/8のレポート参照)よりも増加しており、韓国国内(※)の暗号資産への注目度が高まっていることが伺える。
(※)韓国では暗号資産規制から国外との送受金と、国外投資家による韓国内取引所の口座開設が制限されていることから、KRW建ての取引は韓国国内にほぼ限られると推察できるため。

注目の背景にあるのは、韓国大統領選における「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)氏の当選が挙げられるだろう。尹氏は公約に暗号資産の規制緩和や、課税基準の引き上げを公約に掲げていたことから、暗号資産の推進に積極的とされている。

直近では、2022年に開始される予定だった暗号資産課税を2024年まで延期することを検討していることが報じられており、韓国国内の暗号資産における市場心理の好転がランキングに反映されたとみることもできそうだ。

再び上図の最新のランキングをみると、QTUMが急上昇し、1位に繰り上がっていることがわかる。

しかし、QTUMについて、特に明確な報道はなく、注目の内容がQTUMに対しての好意的なものによるのかは気になるところだ。

そこで、当社レート(国内レート)と韓国取引所の価格乖離に着目し、買い/売りに傾いているのか検討してみよう。

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