著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

プロフィール:暗号資産交換業者。DMM Bitcoinなら、豊富な取扱い暗号資産(仮想通貨)種類(レバレッジ11種類、現物3種類)でお取引が可能です(※2020年10月現在)。厳重なセキュリティで、お客様が安心して暗号資産のお取引ができる環境を提供します。最短当日に口座開設可能。(暗号資産交換業 関東財務局長 第00010号、第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3189号、加入協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会)

・ネックライン割れで弱気なBAT/JPY

BAT/JPY 日足 Bidチャート(DMM Bitcoin取引ツールより作成)

上図は、BAT/JPYの日足チャート(期間:2020年12月14日~執筆時点)である。

BAT/JPYは、2021年4月に史上最高値圏である172円台まで上昇した後は、下落基調が継続している。5月上旬に170円台まで回復したものの、前回高値172円を超えることができず、その後は再度下落に転じた。

90円をネックラインとした三尊天井 (※) を形成したようにも見受けられる。
※三尊天井(トリプルトップ):1回目の高値を一度は超えたものの反落し、その後、再び高値更新を目指しても、1回目の山を超えられず下落してしまうチャートの形(投資&お金の総合サイト!ザイ・オンラインより引用:https://diamond.jp/articles/-/145776)

暗号資産市場は、イーロン・マスク氏の度重なるツイッターでのネガティブな言及や、中国当局がWeibo(中国版Twitter)上で規則違反を理由に、一部の暗号資産関連のアカウントを停止(6月6日 Bloomberg)するニュースが伝わっており、上値の重い状況が続いている。

三尊天井に見られるようにテクニカル分析上は下落局面の継続が見込まれる中で、ファンダメンタルズ上も暗号資産の需要減退となる事案も発生しており、足元は弱気が強まる展開が想定しやすいか。

・上昇シナリオの場合

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。