著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・炭鉱のカナリアに暗号資産も左右されるか
Tradingviewより作成
上図は2020年7月からの銅価格と暗号資産時価総額の価格比較をしたグラフである。
グラフを見ても分かる通り、銅とBTC(ビットコイン)は同じような値動きとなっており、高い相関を示している。
今年の5月から始まった調整局面においては、BTCの調整が目立つ格好となっているが、BTC(ビットコイン)をはじめとして、暗号資産の今後の動向は世界経済の先行指標であり、炭鉱のカナリアとも呼ばれる銅が鍵となる可能性が高い。
銅価格はかつて2008年のリーマンショック発生の1か月前に急落。2020年コロナショックでも1か月前に価格はいち早く下落しており、世界経済を占う道標と言われている指標である。
直近の銅価格は、5月10日に付けた高値を上回ることができずに失速していた。
一方の暗号資産時価総額も、銅価格が高値を付けた同時期に時価総額2.5兆ドルという史上最高値を付けたが、世界経済の循環サイクルを反映する銅の失速と同時に調整を迎えたことがわかる。
暗号資産に比べて、銅の調整は小幅にとどまっている状況であるが、先行指標である銅の価格がもう一段下落するようなことがあると、暗号資産に波及し、調整をより強める展開には注意しておきたい。
次に、BTC(ビットコイン)について他の指標から示唆されるものも確認したい。
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