著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・30円台前半のレジスタンスに注目

XRPJPY 日足 Bid(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

昨日(1/7営業日)はXRPが24%超の上昇。一昨日のXLMの急騰から、同じ決済通貨(暗号資産)として出遅れ銘柄としての期待もあったようだ。この反発によってライトコインから奪還した暗号資産市場での時価総額4位(USDT含む)を固めるなど、市場参加者の心理が好転した可能性がある。

図は、XRPJPYの日足チャートだ。下降チャネル(赤矢印)は11月下旬から発生し12月中旬まで機能していた。その後の反発と急落(黄矢印)により、否定されたようにみえたが、再び復活しつつあるようだ。

12/25に一旦の底をつけたXRPJPYだが、その後3度にわたって、チャネル下限に頭を押さえられる形で、上値の重い展開となっていた。しかし、一昨日のXLMの反発を契機とした連れ高によって、上抜けを達成した。現在、チャネル上限に頭を押さえられているが、RSIの現在のポイントは、過去に反落したことのある80の水準でもあるため、警戒しておきたい。

今後の展開として、12/30の二番底を起点としたサポートライン(青矢印)を下支えとして想定したうえでの、赤チャネル上限上抜けが注目される。

直近のBTCJPY、ETHJPY、XLMJPYでは、それまで意識されていたレジスタンスを上抜けた場合に、売り方のストップロスや、これを狙った買いによって急騰する傾向がある。このため、XRPが赤チャネル上限を抜けた場合に上昇を加速する可能性を念頭に置いたほうがよいだろう。

なお、上値の目途として過去にサポートとして機能した45円が想定されるが、これを上抜けた場合にはレジスタンスとなりうるポイントが少なく、さらに上昇を加速させる可能性もある。

昨今の暗号資産市場での過熱感に留意することが重要である。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。