著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・上昇基調のBAT(ベーシック アテンション トークン)
BATJPY日足 チャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)
上図はBATJPYの2020年8月からの値動きを示したチャートである。
BATJPYは8/21に年初来高値44.8円(ピンク線)をつけて下落。その後、幾度も28.5円(オレンジ線)のレジスタンスラインの上抜けを目指すも跳ね返され、下値を探る展開が続いていた。
しかし2021年1月に米の暗号資産投資企業Grayscaleが、BATを含む、アルトコイン6銘柄の新規投資信託の書類の提出を行ったことや、暗号資産全体の上昇が重なり、1/22には長らくレジスタンスラインとして意識されていた28.5円を大きく上抜け、2020年8月以来の価格帯まで急騰した。その後は、急騰の反動で29.2円まで下押したが、28.5円がサポートラインとして機能し、14日移動平均線(赤線)に支えられ価格を徐々に切り上げており、前回高値の34.8円(水色線)の上昇突破も射程圏内となっている。
一方で、8月下旬の下落から再び28.5円を超えるまで4ヵ月ほど要したことから、すぐには上抜けず、28.5円から34.8円の間で足踏みを続け、値固めをしてから34.8円の上抜けを試みることも考えられるだろう。
RSIを見てみると、1/9のRSIは75と買われ過ぎのラインに抵触していたことから、やや過熱していることが窺えたが、1/21にむけた下落は50までに留まり、現在は60前後で推移している。このことから直近では過熱している印象はなく、かつ50を下回らないことから、BATJPYは引き続き上昇の余地が示唆され、RSIが過熱感を帯び、80前後まで急伸することになれば、34.8円を超えてくる可能性も考えられる。
だが過去の傾向では、80目前で下落に転じているため、トレンド転換の可能性も考慮したうえで、今後の動きを十分に注視して見極めていきたいところだ。