著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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アルトコインのターン到来か?

TradingviewよりDMM Bitcoinが作成

上図は1/1を起点とした暗号資産全体の時価総額におけるBTC(ビットコイン)の占有率を可視化するBTCドミナンスと、メジャーアルトコインとして日本人投資家から親しまれているXRP(リップル)価格を比較したグラフである。

BTCドミナンスが低下するにつれて、XRP価格は急騰しており、逆相関関係が鮮明であるといえる。

レポート執筆時点でBTC(ビットコイン)の週間騰落率は-3.17%と下落する一方で、当社取り扱いアルトコインの週間騰落率は全てのアルトコイン銘柄が週間騰落率でプラス上昇を記録することとなった。

中でも週間騰落率が最も高い3銘柄は、ETC(イーサクラシック)の51.22%、XRP(リップル)の75.05%、QTUM(クアンタム)の90.69%という驚異的な伸び率をみせている。

XRPJPY 週足 Bid (DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は、XRP/JPY週足チャートと12本の指数平滑移動平均線(EMA)を表示し、価格のトレンドを視覚化したチャートである。

11月の新トークン付与期待により、2018年から続いていた青色長期移動平均線>赤色短期移動平均線のデッドクロス状態が赤色短期移動平均線>青色長期移動平均線のゴールデンクロスへ転換した。

それ以降もリップル社の提訴や流動性枯渇状態を利用しSNSを通じて行われたSNS Pump&Dumpといった出来事を挟んだものの、上昇トレンドを維持した。

4月に入り遂に、米最大手取引所への再上場との思惑やショートカバーが連鎖することで悲願の100円台を突破することとなった。

今月100円の大台を守り抜くことができれば、2017年バブル期の価格である200円~400円の大台が視野に入るだろう。

BTC、ETH、BNBといったステーブルコインを除く時価総額トップ5に入る銘柄が過去最高値を更新する中でXRPも過去最高値を更新できるか注目される。

しかし、100円の大台を守り抜くことに失敗した場合は、2月の高値と2020年12月の高値圏である70~65円台への調整する可能性もあるため注意する必要がある。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。