著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・米SECによる訴訟がADAに波及

ADA/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)

上図は、ADA/JPYの日足チャートに直近のイベントを示したものである。

2023/6/7の当社マーケットレポート「米SEC、バイナンスとコインベースを提訴。BTCには追い風となるか」で取り上げたように、米SEC(証券取引委員会)から大手2社が提訴された報道を受け、6/5から6/6にかけての暗号資産市場は荒れ模様となり、ADAを含めて多くの銘柄が急落に見舞われた。

また、6/7にはADAのブロックチェーン開発を担うIOG(Input Output Global)がADAは証券ではない旨の声明を発表するも下げ止まらず、6/9には米投資アプリ大手のロビンフッドがADA、MATIC(ポリゴン)、SOL(ソラナ)(※)の取扱い停止を表明したことから、さらなる下落に拍車をかける展開となった。
※当社では、SOLは取扱っていない。

現時点で訴訟報道から10日ほど経過したが、6/14の米FOMC(連邦公開市場委員会)における政策金利の据え置き発表にも反応薄であり、ADAのみならず、暗号資産市場では、金利動向より米SECによる次の一手に戦々恐々とするムードが勝っているのかもしれない。

米SECのゲイリー・ゲンスラー委員長は、かねてより暗号資産について強硬な発言を繰り返しており、今回の訴訟についても、米SECにおける暗号資産へのビジョンをあらためて明確にしたものといえそうだ。

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