著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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米SEC(証券取引委員会)は、6/5に大手暗号資産取引所バイナンスを無登録の取引所運営などで提訴したことを発表した。また、6/6には米国ナスダック市場に上場している大手暗号資産取引所コインベースも同様に提訴したことを発表している。

米SECのプレスリリースを見てみると、バイナンス、コインベース双方で細部の論点は異なるものの、大枠としては、未登録の取引所運営を行っていたこと、ADA(カルダノ)やMATIC(ポリゴン)などの特定の暗号資産を証券であるとみなした上でその販売、ステーキングサービスを提供していたことが米国の規則に違反しているとしている。

今年に入ってからの米SECの動きを振り返ると、2月には暗号資産取引所クラーケンの提供するステーキングサービスを無登録の証券販売にあたるとして提訴、4月には暗号資産取引所ビットトレックスを未登録の取引所運営を行ったとして提訴していた。

これまでの一連の米SECの動きからは、米国の暗号資産関係の規制を強化したいという思惑が伺える。今回のバイナンス、コインベースの訴追によって一連の動きが出尽くしとなるか今後も米SECの動向には注意を払いたい。

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