著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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今回のレポートは前回レポート(「BAT(ベーシック アテンション トークン)、トレンド転換か?重要なサポートラインが行方を決める」参照)の結果を振り返りつつ、最新の市場環境を織り込んで新たにシナリオをアップデートしていく。

・予想と結果

BAT/JPY 週足Bidチャート

上図は、BAT/JPYの週足チャート(期間:2021/2/1~現在)である。

前回のレポートでは以下の考察をした。

・上昇シナリオ(ターゲットプライス①117.7円 ②150円)
MACDのゴールデンクロスと強力なサポートラインで反発し上昇

・下落シナリオ(ターゲットプライス①63.1円 ②37.1円)
スローストキャスティクスのデッドクロスにより下落を示唆、サポートラインを割る

2022/4/12から現在の値動きを確認してみると、5/9週にはサポートラインを割り、6/13週には34.14円を付けている。このことから、「下落シナリオ」が進行したと解釈できそうだ。

テクニカルの他に、下落を後押しした大きなファンダメンタルズ要因として、5/9週のLUNA(テラ)ディペッグ騒動、6/13週のセルシウスショックが考えられる。

その他にも、6月にFOMC(連邦公開市場委員会)による0.75%の利上げ発表、イーサリアム(ETH)のステーキングで受け取れるトークン「stETH」の価格低下などもあげられ、5月、6月は暗号資産市場全体が下落となった。

そして、売りが一段落したと思われる7月以降はFOMCでのサプライズもなく、比較的落ち着いており、BAT/JPYは46円~62円のレンジ相場となっている。

レンジ相場の中での各テクニカル指標を確認しつつ、今後の値動きについて考察していく。

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