著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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これまでの値動き

BTC/JPY 日足Bidチャート

上図は、5/13から現在までの日足BTC/JPYチャートに、前回のレポート(Daily Market Report 2022/5/16「週末の動きから読みとくBTC(ビットコイン)」参照)で設定したレンジ上限・下限を描画したものである。

①レンジ上限:5/13の高値399万円の水平ライン
②レンジ下限:5/13の安値361万円の水平ライン

これまでの値動きを確認すると、5/15から緩やかな下落トレンドで推移、5/28のレンジ下限タッチを皮切りに安値を切り上げる上昇トレンドに一転、現在はレンジ上限を中心として揉み合っているように見受けられる。

本稿では、前回設定したレンジ相場の終了が近いという想定のもと今後の展開を考察する。

・直近の値動きはレンジ上放れを示唆

BTC/JPY 一時間足Bidチャート

上図は、5/13から現在までの1時間足BTC/JPYチャートである。

直近の値動きを詳しく見ると、6月に入ってからの目立った下落は図のa、bのポイントである。

aのポイントでは、6/1 23:00の始値410万円から、6/2  5:00の安値375万円まで下落した。その後、下落前の水準に戻るまで5日程の時間を要した。bのポイントでは、6/7 9:00の始値413万円から同10:00の安値385万円まで下落した後、6/8 8:00には下落前の水準に復帰している。

このように値戻しにかかる時間が短縮していること、ボラティリティの高い状況にあってもレンジ下限までの下落は起こしていないことから、レンジ上限の399万円の水準は地固めが終わり、レンジを上放れする準備ができたと考えられるだろう。

以上の想定のもと、今後の展開を過去の安値をもとに考察する。

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