分散型デリバティブ取引所Serumによる分散型金融(DeFi)トークンは、ローンチと取引所への上場によって4桁台の急騰を見せた。

Serumプロジェクトは、8月11日に開始された新しいノン・カストディアルDEX(分散型取引所)であり、そのネイティブトークンの「SRMトークン」は1500%の上昇となっている。Serumプロジェクトは、デリバティブ取引プラットフォームFTXと、スマートコントラクトブロックチェーンのSolanaのコラボレーションだ。

この記事の執筆時点で12時間以内にローンチされたSRMトークンは、tradingview.comによると、ローンチ価格の0.11ドルから1.80ドルまで急騰している。

DeFi token

さらにバイナンスでの上場により、SRMトークンは4つのペアで取引可能となったこともあり、トークンの価格が上昇した。Coingeckoのデータによると、SRMの取引量は最初の12時間で既に3億5000万ドルを超えている。このトークンの時価総額は現在3億ドルとなっている。

バイナンスに加えて、SRMは現在、Uniswap、BitMax、HBTC、Balancer、TomoDEX、1Inch、およびそのパートナーであるFTXな、多くの取引所やDeFiプロトコルにリストされている。

デリバティブDEX

新しくローンチされたSerum DEXは、プラットフォームでの割引を可能にすることができるSRMガバナンストークンによって駆動される。公式ウェブサイトによると、最大100億のSRMトークンが割り当てられており、Etherscanによると、現在の流通量は約1億6000万だ。

Serum DEXはまた、物理的に決済されたクロスチェーン契約を提供することを可能にするSerumBTCとSerumUSDのステーブルコインを特徴としている。ステーキングも利用可能で、現在、必要用な量として1MSRM(100万SRM)に設定されているステーキングノードの操作に使うことができる。

ローンチ直後のSRM価格の急上昇は、トレーダー、投資家、投機家がDeFiに関連するあらゆるものに依然として飢えていることを示唆している。

DeFipulse.comによると、DeFi市場はロックされた合計値の点で過去最高を記録し続けており、8月11日には最新のピークである47.5億ドルに達している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン