デジタル資産管理企業のハイパーチェーン・キャピタルのステリアン・バルタCEOは分散型金融(DeFi)は潜在的に成長機会を提供していると指摘した。

バルタCEOは4日のプレスリリースでDeFiは「成長の巨大な機会」であり、デジタル通貨やブロックチェーン企業が関心を持って見ている分野であると話した。

「DeFiには大きな成長機会があると信じている。DeFiをけん引するリーダーの一つであるカイバーネットワーク(KyberNetWork)は取引量が10億ドルを超えたばかりで、プロジェクトの時価総額は3億ドル以上の価値があるとされるが、これは過小評価されている。またブロックチェーンゲームを作る最適なプラットフォームは、Wax.ioといったEOSIOにインスパイアされた技術を使ったものだ。最近WaxはToppsのバーチャルグッズを追加したが、Toppsは最も権威あるメーカーだ。米メジャーリーグやスターウォーズ、WWE、ガーベジペイルキッズなどのトレーディングカードやグッズを製造している。我々はDeFiエコシステムとブロックチェーンゲームの可能性を感じており、その証拠にこの分野に投資してきており、今後も継続する」

バルタ氏は特に通貨がマイナス金利の危機に瀕している現在で、ビットコインのような「インフレヘッジ」をポートフォリオに組み込むことでリスクを軽減できると考えている。「特にDeFiでは仮想通貨に長期的に強気であることが、我々が投資を続け、仮想通貨エコシステムを改善し、構築している理由だ。」という。

ハイパーチェーン・キャピタルはシンガポールを拠点としており、ブロックチェーンベースのプロジェクトや分散型プロトコルへの投資に注力している。Fantomには200万ドル以上を投資し、テゾストークンの最大の保有者だ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン