暗号資産交換業者のディーカレットは23日、総額67億円の第三者割当増資によって資金調達を実施したと発表した。この調達した資金で、デジタル通貨プラットフォームの開発を本格化するとしている。

ディーカレットの第三者割当増資の引受先となったのは計10社だ。既に株主となっているインターネットイニシアティブ、KDDI、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、綜合警備保障(ALSOK)のほか、新たなに5社がディーカレットに出資した。日本電信電話(NTT)、ゆうちょ銀行、SBIホールディングス、三菱商事、セコムの5社だ。

ディーカレットでは昨年、大手銀行や大手事業会社を集めたデジタル通貨勉強会のもとで日本でのデジタル通貨の在り方を検討した。今年に入ってからは、その構想を実現化するためのデジタル通貨フォーラムを発足させ、活動を開始している

また23日の別の発表では、前金融庁長官の遠藤俊英氏が特別顧問に就任すると発表している