9月1日から、英国を含む欧州で販売されるすべての新規および工場出荷時にリセットされた端末で、分散型検索エンジン「Presearch」がデフォルトの検索エンジンの一つとして表示されることになった。
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は2018年7月、Googleがアンドロイドで独禁法に違反したとして、42億4,000万ユーロの罰金を科した。これを受けて2019年、グーグルは、他の検索エンジンをAndroid端末で選択できることを明示するとしていた。
これを受けて、Presearchは、欧州全域で他のいくつかの検索エンジンとともにAndroid端末に搭載されることになった。表示される検索エンジンはランダムになっており、ユーザーの所在地によっては、Presearchではない場合がある。
Presearchは、230万人以上の登録ユーザーに対して、1日あたり100万件以上の検索を処理している。同社によると、2021年1月以降、1日の検索数は300%以上増加しているという。すべての検索エンジンのリクエストは、Presearchのノードオペレーターによって処理され、彼らはイーサリアムベースのPREトークンを通じて報酬を得る。
PREトークンはコインマーケットキャップに上場しており、現在は5セント以下で取引されている。プロジェクトの時価総額は約1,700万ドルに達している。