ノンファンジブル・トークン(NFT)に特化した投資企業であるポリエント・ゲームスは、ゲーマーを仮想通貨業界に取り込むための新たなオンライントーナメントを開催する。
同社は9日、NFTを使用したゲームでeスポーツトーナメントプラットフォームのコミュニティ・ゲーミング(Community Gaming)と提携すると発表。賞金総額を10万ドルとした。
eスポーツトーナメントによって、プレイヤーがデジタルコレクティブルを収集し、これらをゲーム内アイテムとしてNFTを使うことで「メインストリームのゲーマーを仮想通貨とブロックチェーン業界に呼び込める」としている。
ポリエント・ゲームスの共同創業者であるクレイグ・ルッソ氏は「分散化技術とゲームのマリッジ(結婚)は、今後10年間で最も重要なテーマの一つになるだろう」と述べた。
eスポーツに加え、トーナメントではトレーディング&バトルゲームのAxie Infinityやイーサリアム基盤のデジタルトレーディングカードゲームSkyWeaverなどのブロックチェーンゲームが登場する。全てのゲームはポリエント・ゲームスの分散型取引所を通じて、ゲーム内通貨と交換ができる。
トーナメントは3月29日に開始され、賞金は米ドルとポリエント・ゲームスのネイティブトークンであるPGUで支払われる。
最近では日本でもゲームとプラットフォームの独自通貨を使って、従来のゲーム産業を仮想通貨業界に取り込もうとする動きが活発化してきている。
個人の時間を売買するタイムチケットを運営するグローバルウェイはゲームの対戦相手を探したり、トーナメントを主宰、参加できるプラットフォームを運営。独自通貨であるタイムコインを発行している。