仮想通貨企業デジタルカレンシーグループ(DCG)は、現在消滅した仮想通貨レンディングプラットフォームのジェネシスに対して、現在期限が来ている全ての短期ローンを清算したと発表した。

1月6日にX(旧ツイッター)でリリースされた声明で、DCGは財務上の義務、特に過去1年間で債権者に支払った10億ドル以上の一部として、ジェネシスに約7億ドルを支払ったことを確認した。

「DCGは、ジェネシスからの全ての短期ローンの完済を発表することを喜ばしく思う。DCGは1年余りで債権者に合計10億ドル以上の負債を返済し、そのうちジェネシスには約7億ドルを支払い、現在の義務を全て満たした」

さらに、DCGのバリー・シルバートCEOは、仮想通貨市場で直面した困難な状況にもかかわらず、これらの債務コミットメントを果たしたことを強調した。

「業界が直面した逆風にもかかわらず、約7億ドルを含む10億ドル以上の債務を返済した」とシルバート氏は述べた。

2023年11月に、DCGが2024年4月までにジェネシスに対する全ての未払いローンを返済することに同意した。

この合意案は、ジェネシスが約6億2000万ドル相当の延滞ローンの返済をDCGに求めるために起こした訴訟を終結させるためのものだった。

ジェネシスは2022年11月に出金を停止した後、23年1月に破産を申請した

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン