独立したジャーナリズムのためのコミュニティプラットフォーム「シビル」が閉鎖する。CEOのマシュー・イレス氏は、ブログの中でシビルの終焉を発表した。
4年間の「冒険」だった。シビルは、ブロックチェーンを使ってジャーナリストへのファイナンスの持続可能性を担保し、信頼性向上につなげるために立ち上がったプロジェクト。独自の仮想通貨CVLトークンも存在していた。2017年にイーサリアム系の開発企業コンセンシスから500万ドル(約5億3500万円)を調達。昨年3月にはプラットフォームがローンチした。
当初はAP通信やフォーブスなど大手メディアが参加を表明しており順調な滑り出しを見せていた。
昨年10月に日本で開催されたイーサリアム開発者向けの大型カンファレンスDevcon5ではイーサリアム共同創設者でコンセンサスCEOのジョセフ・ルービン氏もシビルに対して大きな期待を寄せていた。
「我々は自分自身の独立を支えることに失敗したということだ」とイレス氏は述べた。
今後シビルのチームはコンセンシスに吸収されることになる。