米国の大手金融機関チャールズシュワブは、仮想通貨に投資したいという顧客の要望に応えるため、証券取引委員会(SEC)に仮想通貨系の上場投資信託(ETF)を申請した。

チャールズシュワブの投資家サービス責任者のジョナサン・クレイグ氏は先月に、シュワブの顧客の6人に1人が仮想通貨投資に関心を持っていると語っていた。「シュワブの顧客の16%が、今年前半に仮想通貨に資金を投入することを計画している」と、クレイグ氏は述べていた。今回のETF申請はこれを受けたものとみられる。

今回申請されてるETFは、「仮想通貨やデジタル資産の開発もしくは利用から利益を得る可能性のある企業にエクスポージャーを提供する」ことを目的としたインデックスを追跡するこを目的とするという。

シュワブのETFは、仮想通貨に直接投資するわけではなく、仮想通貨を取り扱う企業に投資するという。申請によると、このETFは「シュワブ・クリプトエコノミー・インデックス」をベンチマークインデックスとして使用し、このインデックスにリストされている企業の株式に「資産の少なくとも80%」を投資する。